■任意整理をした場合とおまとめローンをした場合の比較
例えば複数の金融会社からの借金総額が300万円あり任意整理した場合とおまとめローンをした場合の比較をしてみます。
年利12%のおまとめローンで新たに借金をし、これを月々の返済額を5万円に設定したとします。この場合利息だけで約185万円発生し、返済総額は約485万円となり、完済までおおよそ8年かかってようやく完済することができます。
債務整理する際に利息制限法に基づいて引き直し計算が行われますが、過払いが見つかれば借金自体が減額されたり、逆に返金してもらえたりする場合もあります。今までの取引状況によって状況は異なりますが、任意整理がまとまり金利分を棒引きしてもらえたとして、同じ金額を返済すると5年で完済することができます。
おまとめローンは、金利を安くできるといっても無利息にすることはできません。任意整理では交渉によって利息だけでなく、元金自体の減額も可能です。
■債務整理とおまとめローンの違い
債務整理とおまとめローンの違いは、利息や元金の減額処置(場合よっては免除)有無の違いです。
おまとめローンとは、金利の異なる複数の金融業者から借り入れしている借金を、利息の最も安い金融会社に借り換えをして一括返済する方法です。一本化しただけですので借金自体減額されないのですが、毎月の返済日が1つになりますので返済計画も立てやすくなり精神的な負担も軽減されます。
債務整理では、正規の利息で借金の総額を計算し直すことから始めます。その結果をもとに、債務者に合わせて新たな返済計画を立て直します。債務整理が成立すると無利息になる場合があります。
債務整理をするとブラックリストに載ってしまいますが、おまとめローンは新たに借り入れをしただけですので載らないということも大きな違いです。
■債務整理とおまとめローンのメリットとデメリット
債務整理とおまとめローンにはそれぞれメリットとデメリットがあります。
債務整理のメリットには、元金や利息の減額、免除が可能なことや弁護士や司法書士が債務整理の手続きを開始すると取立てがストップされることなどがあります。デメリットは債務整理をすると個人信用情報機関に情報が記載され、一定期間新たな借入やクレジットカードを作ることができないことや債務整理の方法によっては様々な制限がある点です。
おまとめローンのメリットは、金利の一番安いところに一本することで、従来より月々の返済額が軽減される点です。勿論クレジットカードの作成や新たな借り入れも可能です。デメリットは債務整理と違い、元金や利息の減免がされない点です。